2019-05-06から1日間の記事一覧
安部公房は間違いなく戦後日本を代表する作家の一人だ。「ノーベル文学賞受賞寸前だった」というような世俗的なニュースもたまに流れてきたりするので、名前だけでも知っている人も多いだろう。あるいは、教科書で短編『赤い繭』(『壁』より)やエッセイ『…
志賀直哉は、「小説の神様」とまで謳われた近代日本文学の巨人です。中でも「城の崎にて」(1917)は国語の教科書にも採録され、最も知名度が高い短編でしょう。しかし先入観を抜きにして読んでみると、これほど異様な短編も少ないように思える…。いったいど…
はじめまして、良書読書会です。私たちの読書会で取り上げている「良書」とは、「誰が読んでもおもしろい小説」のことです。 このブログでは、良書読書会の告知や活動報告と、メンバーが好きなもの・良いと思うものについて書いた文章を載せています。「好き…