良書読書会では、前日24時までに「感想文」(書式自由)を各自作成しメールで送付してもらうきまりとなっています。
(読書会の詳細や参加方法については、ひとつ前の記事
https://goodbooks-preservation.hatenablog.com/entry/2024/01/10/211250
をお読みください。)
皆様の読書を深める手がかりとなるように、小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫)について、毎回恒例のクイズを幾つか用意しました。よろしければ、感想文の中でどれかに答えてくださってもオーケーです。
① なぜ作品の主な舞台は「一九九二年」(p.8)に設定されているのか?
② なぜ家政婦の「私」の靴のサイズは「24」(p.13)なのか?
③ 「博士」と「私」の共通点はどんなところか?
④ なぜ「私」は、「1から10の和」という問題に対する「ルート」の解答を、「まともに数学を勉強していない」(p.93)にもかかわらず一般化できたのか?
⑤ なぜ「100までの素数」(p.97)が唐突にすべて列挙されるのか?
⑥ この小説の中で、明らかに設定上おかしいところ、あるいはわれわれの知る「現実」とは異なっているところをできるだけ多く挙げよ。
隅々まで読まないときっと解けませんよ。挑戦者求む!